むくみを取るための改善法
それほど体脂肪は多くないのに顔や足がパンパンにむくんでしまった経験はないでしょうか?
特に女性に多い悩みですが、なぜ男性に比べて女性の方がむくみやすいのでしょうか?
その理由の一つとしてあげられるのが筋肉量の差です。
筋肉には毛細血管も多くありますので、筋肉量が多ければそれだけ血液循環も良いという事です。
女性は筋肉量が少ないため、血流も悪く、リンパの流れも悪くなります。
また歩くことによって「ポンプ作用」が起こり血液やリンパの流れを促進することが出来ます。
ですから、まずは運動不足を解消させて筋肉量を増やしていく事が大事だと言えます。
次に大事なのは食事。
ナメクジに塩をかけると、塩がナメクジの水分を吸い取ってしまいます。
これと同じように、塩分の多い食事をすると、体内に増えた塩分(ナトリウム)が水を吸い取ってしまう為飲んだ水を尿や汗によって体外に出すことが出来なくなってしまいます。
すると、体内の水分量が増えていき、むくんでしまうのです。
塩分の多い食事をした翌朝に顔がパンパンにむくんでいる経験はありませんか?
これを防ぐためには、まず塩分を摂りすぎない様にすること。
でも塩は身体にとって必要な栄養ですので、完全に塩分をカットしてしまうのは良くありません。
ただ、味つけは薄味にしてレモンやポン酢などで味付けを増やすようにしていけば無理なく減塩していくことが出来ます。
次に「水を多く飲むこと」です。
水をいっぱい飲むことによって、体内の塩分濃度を下げることが出来るのです。
また水を大量に摂り入れることによって「水分を排出しろ」という命令が脳から発せられ、尿を増やすホルモンが出てくるのです。
もう一つは「カリウムの多い食べ物を摂ること」もむくみ解消には効果的です。
塩分(ナトリウム)はカリウムと拮抗する作用があり、カリウムをしっかり摂取しておけば塩分が多い食事をしても、それほどむくまずに済むのです。
カリウムの多い食品は野菜全般、バナナ、グレープフルーツ、キウイなどの果物があげられます。
ただ糖質制限中はフルーツがあまり摂取できないと思いますので、野菜を毎食しっかり摂取するのと、カリウムなどのサプリメントで摂取してみましょう。